夏キャンプでは暑さを避けるために、山や川が近くにあるキャンプ場に出掛ける機会が多くなります。
自然豊かな所に行くわけですから、たとえキレイに整備されたキャンプ場であっても、虫や動物は多く生息しています。
その中で特に気を付けたいのが、アブ&ブヨです。
もちろん、ヘビやムカデ、ハチにも気をつけないといけないのですが、近づかなければ向こうからよっぽど襲ってくることはないはずです。もし近くにいると気付いたら、慌てずゆっくり離れるようにしましょう。
しかしアブとブヨは、産卵期に人や動物の血を吸血するので向こうから襲ってきます。そのため対策が必要です。
この記事では、アブとブヨに咬まれないようにする対策と虫よけグッズについてご紹介します。
夏キャンプに行く際には参考にしてみてください。
アブ&ブヨについて
まずアブとブヨの特性をよく知っておきましょう。特性をよく知ることで対処が出来ることが増えるはずです。
咬まれない対策
まずはなにより、咬まれない対策が必要です。咬まれると痛いし痒いしで大変な思いをします。アレルギー反応が出る場合もあるので気をつけましょう。
テントを開けっ放しにしない(スクリーンメッシュを使う)
テントをフルオープンにして開放的な環境で過ごすのはとても気持ちがいいのですが、風と共に虫もテント内に入れないように気をつけましょう。
テントの出入口にスクリーンメッシュが付いている場合は、なるべく閉めた方が虫対策には効果的です。
居住スペースを明るくし過ぎない
虫は明るいところに集まる習性があります。
日が暮れてからテント内を明るくし過ぎるとテントにあらゆる虫が集まるので気をつけましょう。
光量の多いランタンをテントから少し離れた場所に置くと、虫がそちらに集まりやすくなるので、テント内に侵入する虫を減らせる効果があります。
肌を出し過ぎない
咬まれる面積をなるべく少なくしましょう。過剰な肌の露出は避けた方がよいです。
夕方から翌朝にかけてブヨの活動が活発になるので、就寝時は長ズボンをはくことをおすすめします。
黒や濃い色の服を避ける
黒や濃い色の服装に寄ってきやすく、オレンジや黄色などの服装は寄ってきにくい傾向があります。よって、白や暖色系の薄い色の服を着用しましょう。
虫よけグッズ
おすすめの虫よけグッズを紹介します。
キャンプに行く際にはぜひ準備をして、到着したら忘れずに使用するようにしましょう。
パワー森林香
野外専用で煙の量が多い強力防虫香。適用害虫はユスリカ、チョウバエ、アブなど。
キャンパーの間では有名な蚊取り線香の強力Verです。
ハッカ油
ハエ系の虫はハッカ油の臭いが苦手といわれています。肌が弱い人は虫よけスプレーよりハッカスプレーを自作して使用するとよいでしょう。
- ハッカ油20~40摘
- 無水エタノール10ml
- 精製水90ml
上記をスプレーボトルに入れ、混ぜる。使用期限は1週間程度。
虫よけスプレー
こまめに虫よけスプレーをしましょう。お風呂からあがった時も忘れずに。
ディートとは
40年以上使用されている一般的な虫よけ成分である。
使用する際は厚生労働省医薬食品局から発表されている下記の使用回数を守ること。
- 生後6か月未満は使用しない
- 生後6か月~2歳未満は1日1回
- 2歳~12歳未満は1日1~3回
有効成分(ディート)が30%配合された高濃度タイプの虫よけスプレー
虫よけ成分最高濃度であるが、濃度が高いため12歳未満のお子さんには使用しないでください。
小さなお子さんには、ハッカ油スプレーやイカリジン成分の虫よけがおすすめです。
イカリジンとは
1980年代にドイツで開発された虫よけ成分。ディートと同様の効果が得られ、年齢による使用回数の制限がなく、小さいお子さんにも使用できるなどの特徴があります。
スキンベーブミスト イカリジンプレミアム
虫よけ成分(イカリジン)を15%配合した幅広い年齢層に人気の虫よけスプレー
もし咬まれたら!
- 咬まれた部分を指でつまんで毒素を絞り出す(ポイズンリムーバーがあれば使用する)
- 咬まれた部分をキレイな流水で洗い流す
- ステロイド系外用薬を塗る
- 症状がひどく収まらない場合は病院へ行く
ポイズンリムーバーとは
毒が体に回る前に素早く吸い出す応急処置グッズ。咬まれてから2分以内の使用が効果的。毒ヘビやハチなどに咬まれた場合に備えて、持っておいたほうがよいキャンプグッズ。
ステロイド系外用薬
ステロイド系成分は炎症に対して非常に効果があるので、患部の処置後に塗るようにしましょう。
虫対策を万全にして家族を守ろう!
夏キャンプではまず被害に合わないように対策を万全にしましょう。咬まれると大人でも苦痛なので、子どもには一層の注意をしてあげましょう!
もし、アブやブヨに咬まれたとしても慌てず対処をしてください。症状がひどい場合は病院へ。
万全な準備をして、楽しい夏キャンプを過ごすようにしましょうね。
では、また。