キャンプの就寝時に使用するシュラフ(寝袋)はどう選べばいいのか。
キャンプはお家とは違い、住居が薄い布で出来ているテントです。外気温や湿度に少なからず影響されながら就寝することになります。
そんな状況の中でも、次の日には撤収作業もあることから日中の疲れを取るためぐっすり眠りたいですよね?
そのためには適正なシュラフを選び快眠を得る準備を万全にしてキャンプに出掛けましょう。
この記事では、ファミリーキャンプで使用するシュラフの選び方とおすすめシュラフをご紹介します。
シュラフ(寝袋)の選ぶポイント
シュラフを選ぶポイントをご紹介していきます。
シュラフのスペックで選ぶ
使用温度
シュラフは、キャンプをする一番寒い日に対応できるものがおすすめです。
シュラフには【快適使用温度】や【限界使用温度】などが記載されています。
- 快適使用温度:女性が快適に眠れる温度域
- 限界使用温度:シュラフの中で丸まった状態で最長6時間耐えられる温度域
快適使用温度が5℃と記載してあった場合、+5℃程度の【10℃】での使用が目安といわれています。
例えば秋キャンプをする場合、夜は10℃以下になる日もありますので、快適使用温度が0~5℃程度のシュラフがおすすめです。
暑かった場合は、シュラフを使用しないとかジッパーを開けて使用するなど対策は出来ますので、防寒を基準に考えましょう。
形状
シュラフの形状は主にマミー型と封筒型があります。
マミー型
マミー型とは、頭までかぶれる体型に沿った形のシュラフ。伸縮性のある素材が使われており、体にフィットするため保温性が高い。
封筒型
封筒型シュラフは、その名の通り封筒の形をした頭部分が解放されていてスペースに余裕を持って使用する事が出来るシュラフ。
サイズ
- キッズサイズ
- シングルサイズ
- ダブルサイズ
主流は上記の3サイズです。
小さなお子さんと一緒に就寝するならダブルサイズ。ある程度大きくなって一人で寝れるようであればシングルサイズをおすすめします。
中綿
シュラフで使用されている中綿の素材は主に、ダウンと化繊です。
ダウン
空気を含み保温性が高い。
感触はふかふかで、収納サイズはコンパクトになるが、湿度に弱くカビやすい。
ダウンの品質はFP(フィルパワー)の数値で表される。
化繊(ポリエステル)
濡れても乾きやすく、洗いやすい。
ダウンと比較すると、重く収納サイズも大きいが、比較的安価。
目的別で選ぶ
冬キャンプ・登山ならマミー型ダウン
気温が低く過酷な状況下で使用するシュラフには、軽量で収納サイズがコンパクトかつ保温性の高いマミー型のダウンシュラフがおすすめです。
\厳冬期から海外高所登山まで可能な本格派モデル/
\4シーズン使用可能なコンパクトモデル/
3シーズンのファミリーキャンプなら封筒型化繊
3シーズン(春・夏・秋)で収納サイズや重量も車移動でさほど気にならないファミリーキャンプなら、比較的安価な封筒型化繊シュラフがおすすめです。
ファミリーにおすすめシュラフ
ファミリーキャンプで3シーズンに使用するのにおすすめなシュラフをサイズ別でご紹介します。
シングルサイズ
子どもがもうある程度大きく一人で寝れるのであれば、シングルサイズを選びましょう。
ダブルサイズ
まだ一人では眠れない子どもがいる場合に、親と子の2人で使えるシュラフです。
子どもも安心して眠れますよね。
我が家も母と娘でダブルサイズのシュラフを使っています。
4人用サイズ
4人まで一緒に使えるシュラフで、収納袋が大きく片付けが簡単です。4人家族でもシュラフ1個で済むのはいいですね。
さらにジッパーを外せば2つに分ける事が可能で、2人ずつ使う事もできますよ。
あわせて欲しいスリーピングマット
シュラフだけでは、地面が硬かったり底冷えがしたりと快適な睡眠を得らなかったりします。
シュラフの下にスリーピングマットと呼ばれるマットを敷くと寝心地がよくなりますよ。
エアーマット
空気を入れて使用する一般的なエアーマット。
\エアーポンプが必要だが厚みがあるタイプ/
\エアーポンプが内部に入っているタイプ/
エアーマットを実際に使用してみた感想を書いていますので参考にしてみてください↓
インフレータブルマット
半自動で空気を入れることが可能。中にウレタンが入っており、ふかふかで快適な寝心地を得られます。
コット
エアーマットのようなふかふかした寝心地では腰を痛めてしまう心配がある方はコットがおすすめです。
コットについても実際に使用してみた感想を記事にしてあります。気になる方は読んでみてくださいね↓
シュラフって意外と大事です
シュラフってキャンプ場で快適な睡眠を得るために重要なものです。
1日目はたくさん遊んで夜はしっかり寝て、2日目もチェックアウトまで楽しみたいですよね。
また寒くて子どもに風邪をひかせるなんて事のないように、防寒対策はちゃんとしたいところです。
そのためにも、適正なシュラフを選ぶようにしましょう。
またシュラフも含めた「初心者が最初に揃えるもの6選」の記事で優先順位の高いキャンプ道具を紹介しています。参考にしてみてくださいね↓
では、また。